2026.04.10

子供の頃から通う「俊徳道」の焼肉屋と、東大阪の土地価格のすごい変化

とつぜんですが、私の超絶好きな焼肉屋「ほがらか」さんが、東大阪市の俊徳道駅の近くにあります。

50年以上の歴史のある焼肉屋さんで、もみだれ、つけだれで食べる、私のなかでは「No1トラディショナルな焼肉屋さん」です。お肉やキムチなどはもちろんのこと、白飯の炊き方やお口直しのキャベツの選び方まで、まさしくプロのお仕事です。しかも、店内の清潔感は半端ない。

そんな私の愛する「ほがらか」さんがある俊徳道ですが、「おおさか東線」が開通し、利用が定着してからはどんどん活気を呈しています。かつては近鉄沿線での「周辺のおまけの駅」とも評されていた俊徳道、そして河内永和。不動産屋の探求心として放っておけない、その土地価格の劇的な変遷をデータから紐解いてみましょう。

「おまけの駅」と呼ばれた時代の相場感

以前の俊徳道や河内永和は、近鉄奈良線や大阪線の「普通電車しか停まらない駅」として、布施や河内小阪の陰に隠れた存在でした。

  • 2010年(平成22年)前後:

    河内永和駅近く(永和3丁目)の事例では、坪単価76.5万円程度で推移していました。

  • 2012年(平成24年)前後:

    俊徳道エリア(永和3丁目)でも、坪単価73.0万円という記録が残っています。

当時は、新大阪へ一本で行ける未来など想像もできず、坪単価100万円は「駅前の限られた商業地」だけの特権でした。

おおさか東線がもたらした「縦のライン」の革命

2019年の全面開通により、新大阪へのダイレクトアクセスが可能になったことで、エリアの評価は「各停の駅」から「広域アクセスの結節点」へと格上げされました。

  • ダブルアクセスの威力:

    近鉄とJRが交差する俊徳道・永和は、市内中心部(難波方面)と広域(新幹線・北摂方面)の両方を手中に収める「最強の利便性」を手に入れました。

  • 高付加価値化の加速:

    この利便性に目をつけた分譲業者やマンションデベロッパーの参入により、地価の基準が根本から塗り替えられました。

「坪単価100万円」が日常になった現在の景色

最新のデータを見ると、かつての「おまけ」という評価は完全に過去のものになったことが分かります。

【俊徳道・河内永和エリア 土地価格の変遷】

俊徳道・河内永和エリア 土地価格の変遷
直近の令和8年(2026年)2月には、俊徳道駅から徒歩3分の土地が坪単価118.0万円で成約しています。また、河内永和駅至近でも令和7年(2025年)8月に坪単価118.9万円をマークしており、もはや「坪100万円超え」はこのエリアの新しいスタンダード(定着した水準)と言えます。

結びに代えて:変わりゆく街、変わらない価値

焼肉屋「ほがらか」さんの磨き抜かれた伝統の味が、長く愛され続けているように。俊徳道や河内永和の街もまた、JRの開通という大きな変化を受け入れながら、新たな「価値」を積み上げています。

商売柄、あちこちの土地単価を調べて歩いていますが、坪単価が1.5倍近くに跳ね上がった現状には驚きを隠せません。しかし、この活気こそが今の東大阪の勢いそのもの。ほがらかの焼肉に舌鼓をうちながら、この街の変遷を見守るのも、現場に立つ不動産屋としての大きな楽しみです。

ちなみに…

今回ご紹介した「ほがらか」さんは、俊徳道駅から徒歩3分ほど。もみだれの焼肉と、感動するほどおいしい白飯がセットで楽しめます。行かれる際は予約をおすすめします。
俊徳道・河内永和エリア 土地価格の変遷